仮想通貨のメリットとデメリット

仮想通貨のメリットとデメリット

  • 国に依存しないため特定の国のリスクに影響を受けない
    仮想通貨は、特定の国が管理しているわけではありません。日本円や米ドルというのはそれぞれの国の中央銀行の信用の下で発行・管理されています。そのため、自国の経済状況や政治状況、災害などの地政学リスクによっては価値が大きく変動する可能性があります。

    一方で仮想通貨の信用はブロックチェーン技術・暗号ネットワークによって支えられてはいるが、それが破られるリスクがあります。仮想う通貨は取引所のように完全に人の手が入らないわけではないので、そうした部分でのリスクもあります。
  • 送金が容易
    仮想通貨は国や銀行の管理を必要としません。つまり第三者が介在せずに海外送金できるということになるため、送金等を時間やコストを抑えて簡単に行うことができます。遠隔地など離れた場所でも可能ですし、仮想通貨という共通通貨での取引ができるので国を超えた取引にも利用ができます。
    一方で、このような仮想通貨取引というのは匿名性も高いため、マネーロンダリングや犯罪組織等に利用されるなどの危険性も警告されています。

法定通貨と仮想通貨の違い

仮想通貨のリスクとは?

  • 価格変動(下落)リスク
    仮想通貨の仮想通貨価格が急激に変動、下落する可能性があります。需給バランスの変化や、物価、法定通貨、他の市場の動向、天災地変、戦争、政変、法令・規制の変更、仮想通貨に係る状況の変化、その他予期せぬ事象や特殊な事象等による影響により、急激に価格等の変動が起きることがあり、値動きの状況によって注文が約定しない場合や意図した取引ができない可能性があります。仮想通貨の価値が購入時の価格を下回るおそれがあること、またはゼロになる可能性もあります。
  • ボラティリティ(価格の変動幅)が大きい
    相場はかなり大きく変動します。日本円、米ドル、ユーロといった通貨と比べるとその変動幅はかなり大きいです。そうした意味では相場変動で儲かるかもしれないし、損をするかもしれません。リスク(価格変動場)は大きいです。これはある意味、メリットでもあり、デメリットでもあります。
  • ハッキングリスク
    仮想通貨が持つ最大のリスクです。全てインターネット上で管理されている仮想通貨は、常にハッカーが隙を伺っています。仮想通貨市場が未成熟だからという点も挙げられますが、大量の資金が集まっており効率が良いため、個人のデバイスもさることながら、取引所規模でのハッキングが起きているため、取引所のセキュリティや信頼性を基準に取引会社を選ぶのも必要です。
  • 取引所のリスク
    仮想通貨は取引所で購入することができますが、法律的な規制は不十分です。

    たとえば、FX会社や証券会社などは金融商品取引法によって顧客資産との分別管理などを法律によって規制されています。

    2014年にビットコイン取引所のマウントゴックスが内部の不正によって顧客財産を詐取して倒産したということがありましたが、これによってビットコインを失った人は泣き寝入りとなりました。
    そういう意味でも、よく分からない取引所を使うというのは危険だと思います。一方、日本では2016年5月25日にビットコインなどの仮想通貨についての規制が可決成立しており、これにおって業者は登録制となっており、金融庁による監督下に置かれています。
  • 税制リスク
    仮想通貨に対する政府の対応は国によっても違いますし、今後の状況によっても変わってくる可能性があります。サラリーマンなど普段確定申告をしなくてよい人は、仮想通貨取引などで1年に20万円以上の利益が出たら、確定申告が必要です。仮想通貨の売買による利益は『雑所得として総合課税される』ということになりました。

    雑所得は基本的に、給与所得などほかの収入と合算した額に応じて所得税がかかる「総合課税」の対象です。そして所得税は、所得額が高いほど税率が上がる「累進課税」のため最高税率は45%となり、所得税とは別に、住民税が10%掛かるため所得税最大45%・住民税10%の合計が、「最大税率55%」となります。

    雑所得でも、株式やFX(外国為替証拠金取引)による収入は例外的に、他の所得と分離して税額が計算する「申告分離課税」で、税率は、所得の額に関わらず、一律約20.315%(所得税15.315%、住民税5%)です。